村人ちょるの日記

2018年の目標はブログを100本あげることです

The Fruits of Kogakuin

この記事はKogakuin Advent Calendar 2018の22日目の記事です.

adventar.org

さて,今年もアドベントカレンダーの季節になりました.もう4年目らしい*1

皆様は,いかがお過ごしでしょうか.

果物が美味しい季節になって来ましたね*2 *3

こたつに入って,ぬくぬくとみかんを食べたいですが,僕の家にはこたつも,みかんもないので,素直に寒空の下,インスタントラーメンを食べようと思います.




さてさて,ブログについてですが,今年も,懲りずに僕の母校.工学院大学の事を書きたいと思います.

【注】

こういうことを書くと毎回,心無い匿名からの攻撃が来るので,先に断っておきますが,アンチ向けに書いているのではないので悪しからず.もちろん,何かを僕に言ってくる分には構いません.どんな方でもウェルカムです.前提として,そういうコメントが欲しいというわけではないということだけ.

無教養な君のために,以下に有名な言葉を引用しておくね*4


「私は君の言うことに反対だ。しかし君がそれを言う権利は命をかけても守ろう」*5


アンチコメントの例は,こんな感じ

https://peing.net/ja/q/6d34979e-66ed-4018-b477-712ee899874a

https://peing.net/ja/q/2d31fe08-6e14-4a28-9c2f-e751d3a61719




今年のタイトルは「The Fruits of Kogakuin」
僕は英語が苦手なので,翻訳できないが,もし興味がある人は,調べてみて欲しい.

多分, 「 fruit of 」とかで検索すればいいと思う.君にサーチあれ.

それでは,本編に進もう*6


プロローグ

子どもたちは毎日、午後になって学校から帰ってくると、 大男の庭に行って遊ぶのが常でした。
そこは、柔らかい緑の草が生えた、広くて素敵な庭でした。 草むらのあちこちには、星に似た美しい花が立っておりました。 その庭には十二本の桃の木があり、 春になると薄桃色と真珠色の繊細な花があふれるように咲き、 秋には豊かな果実が実ります。 鳥たちは木々の上でたいそう甘い歌声を響かせるので、 子どもたちは遊ぶのをやめて聞きいるのでした。 「ここで遊ぶのはなんて楽しいんだろう!」 と、くちぐちに声をあげました。

『わがままな大男』(原題:The Selfish Giant),オスカー・ワイルド作,結城浩
青空文庫のリンク:http://www.hyuki.com/trans/selfish.html




工学院大学の果実

ここの章は,導入.文字数稼ぎ.いきなり堅い話をするのは,僕の流儀に反するので.

この記事を通して言いたい事ではないので,読み飛ばしてもらっても構わない.

八王子キャンパス

八王子キャンパスの近くにあるスーパーアルプス*7 .秋になると,毎年*8,形の悪い林檎が,1ダースぐらい*9入って1000円ほどで売られている.

びんぼうな僕は,よくそれを買って食べていた*10

新宿キャンパス

新宿キャンパスの近くには,いろんな果物屋さんがあって,価格帯も様々だが,僕みたいな貧乏学生でも食べられるところと言ったら,百果園 新宿店*11.串に刺さったフルーツを100円ぐらいで食べられる.
また,なんと言っても有名なのは,新宿本店 タカノフルーツパーラー*12だろう.

こんなことを言ってなんだが,びんぼうな僕は,どちらも食べたことがないので,特に感想とかがあるわけではないけど.




低い位置にぶら下がっている果実

さてさて,ここから本編.

この記事を書こうと思ったきっかけは,ツイッターでバズったこの2つの記事を読んだから.

この2つの記事への代名詞として「東大ブログ」ってのを,本稿では使うね.

note.mu

note.mu

まだ読んでない人は,ぜひそっちを読んで欲しい*13

工学院大学に文系高校から指定校推薦で大学に進学したような受験と無縁の人生の僕*14からしたら

「東大ってやっぱりすごいな〜」

「東大卒業でも,それはそれで大変なんだな〜」

って感じた.

もちろん,そんな小学生みたいな感想だけを思っただけではない.

ツイートしようと思ったけど,端的な言葉で言い表せるほどの文才がない分際*15なので,ブログという形で,そして,せっかくだから,自分の出身校を議論に交えて語らせてもらう.


Low-Hanging Fruit

Low-Hanging Fruit という言葉.みなさんは知っているだろうか.

「大した努力をしなくとも達成できる目標」という意味で,この言葉を使うらしい.

東大ブログで語られているように,受験というものはとても大変なのだろう*16

言うまでもなく,東大に比べれば,工学院大学は,「Low-Hanging Fruit」だ.

事実,大学生活を通じて

  • 「ここ(工学院大学)なんて誰でも入れるでしょww」
  • 「入試余裕だったよ」

のような言説を,何度も聞いた.

こういうことを言う人を,学歴コンプレックスと言う人もいる*17

でも,果たしてこれは, sour grapes なのだろうか.

サワーグレープスっていうのは,負け惜しみの事.イソップ童話を参照して欲しい.

受験勉強を頑張ってきた人からすれば,事実なのだろうから その意見も尊重されるべきだ.と最近は思うようになってきた.

まぁ,こういう議論は,もう切りがないので辞めにして,ここから先は,


(低いところに実ってるかも知れないが)

果物=工学院大学の美味しさについて,語っていきたいと思う.


言い換えれば,大学の良い所だ.




フルーツの美味しさ

工学院大学は, Low-Hanging Fruitだ!!」 という意見の是非はともかくとして

1つ言いたいことがある.

工学院大学は,悪い大学じゃ無いんだ!!!」

ということである.

低いところに実ってる.でもそれが美味しければなんの問題もないじゃないか!

「果物がなる高さ」 と 「果物の美味しさ」 が別であるように

「大学のレベル」 と 「大学の良さ」 も別なのだ!!



工学院大学の良い所

工学院大学の良いところは,これまでも,何度か言及してきた.

choll.hatenablog.com

上の記事は,自分で言うのはなんだが,非常に良く書けていると思う*18


choll.hatenablog.com

この記事は,タイトルの通り,僕の思い出を語るだけの記事なのだけど,まぁ良い所も少し書いてあるので,参考までに.



これらの記事を,ざっくり言ってしまえば


工学院大学の歴史を振り返り,見えてきたものは

(本来)工学院大学が要請しようとしていた学生像だった.


技術者としての矜持.

それは,決して恥じることでははない!! って記事と


僕の通っていた大学の良い所は,新宿の立地の良さ.

大学は都市と共にあるべき.

なぜなら,都市には人が集まる.

だからこそ,都市にある大学は良い人との出会うクリティカルパスになっていた!!っていう記事


な,わけだが,今回も新しい視座を与えようと思う.



When life gives you lemons, make lemonade.

僕が,工学院大学で一番良かったところは何だったか.と聞かれたら

まず一番に「環境」と答えるだろう.


確かに,もっと設備の充実している大学もあると思うし,もっと言えば自分の成長に繋がる大学もあると思う.


僕がいいたい環境は,「自由に出来た」 というのと 「ちょうど良い規模」 だったということだ.

マンモス校*19だったら,しえなかった大学全体に関わるような事がいっぱいできた.

学部の優秀な人とは,ほとんど知り合いになれた*20

キャンパスの施設は,余すところ無く,最大限に使えた.

図書館の司書は,めちゃくちゃ丁寧に対応してくれた*21

図書館の本,ほとんどに目を通すことが出来た*22


裏を返せば,これに文句を言う人もいたはずだ.

周りに優秀な人が居ない.やりたくでもできない.図書館も良くない...


無理やりポジティブに捉えてるだけだと,と言われれば,それまでかも知れない.


でも,僕にとっては,それが良かったのだ.



この節のタイトル

When life gives you lemons, make lemonade.*23

この意味は,今,目の前にあるのが,たとえ酸っぱくて,扱いづらいレモンだったしても,良いところを見つけて,逆に上手く使って,美味しいレモネードを作れ! ということ*24

結局,どんな環境であったとしても,自分次第なのだと思う.

美味しい っていうのは, 甘い だけではない.

酸っぱくたって, 苦くたって, 辛くたって, それが「美味しい」になることもあるのだ.





The Fruits of Kogakuin

この記事も終わりに近づいてきた.

果物も中心に近い方が甘い*25

文章も長くなってきたし,そろそろ,食べどきか.


ここから先では,学歴という切り口で,Fラン大学*26の良さを語ろう


工学院大学に通って得られたもの

こんなことを言うと怒られるだろうが,すでに散々言ってきたので,もう今更,躊躇うことも無いだろう.

はっきり言って,大学を卒業して得られた「学歴」は,その意味ではプラスにはならない*27

だとしたら,大学に通った4年間はなんだったのだろうか.

東大ブログを読んだら,自分はものすごいものを手に入れてた のかもしれない と思うようになった.


それは

大学の名前で自分が評価されることなく
自分の名前で,世間へ挑戦出来る身分証
だ.


幸か不幸か,出身大学名によってマウンティングを取られる場合は,ほとんど 「 偏差値 」 によるものである.

自分の能力をアピールできた時,「さすが工学院大学出身だね!!」と言われたことは1度もない*28

むしろ,自分の能力がアピールできなくても,まぁその大学だもんな.って思われてるような雰囲気すら感じる.


周りからの評価は,大学の名前ではなく,自分に直結する.

4年間の修学が血肉化*29し,得れた評価だが,そこに大学の名前はでてこない.

ある意味,ラッキーなのだ.

でも同時に,責任も生まれる. 評価されなかった場合,大学のせいにするのは,あまりにもアンフェア.

頑張ってこなかった自分が悪いのだから.

優秀な大学の場合,それに合ったポジティブな評価を受けなければ という プレッシャーになる.


  優秀な大学*30 そうでは無い大学
ポジティブな評価 さすが「**大学」 「君」すごいね!!
ネガティブな評価 「**大学」のくせに
※プレッシャーが発生する
自分が悪い
※自己責任


もちろん,全てがこうと言うわけではない*31

そんなに人生経験があるわけではないが,少なくとも,今のところ,こんな感じだ.

当たり前だが,自分の大学に対して,何も思ってないかというと違う.

「大学で学んだことが,自分の能力として結実しただけですよ!!」

そう自信をもって語れるような人間でありたい.

それが,卒業生としての誇りでもあるのだ.


bad apple

大学側は,「ブランディング事業」としての格付けや,雑誌などの調査・レビュー,ランキングなどを誇らしげに広報しているが,そんなものは,プロローグで引用した『わがままな大男』の庭のようなものだと思う.

大学の価値 は, 決して そんなものではなく, そこで学生が自主的に 楽しそうに学んでいる. そういうところにあるのではないだろうか*32

こんなもの,実感なくていいじゃないかと.



学歴という「くだ(らない)もの」

最後に,有名*33な人のツイートを引用して,筆*34を置こうと思う.

だから慶應は学歴自慢じゃないっつーの。慶應という学歴が俺を高めるんじゃない。俺という存在が慶應という学歴の価値を高めるんだよ。

この言葉は,非常に良い言葉だと思う.

正直,慶應は,自慢できる学歴だと思うけど笑


自慢できる学歴じゃない僕の母校であったとしても

畢竟, 「 学歴 」 なんてもので,俺(自分)の価値をはかれない*35

むしろ,はかっちゃったら勿体無い.

学歴で,はかったら,結局学歴レベルでしか無くなる.



終わりのメッセージ


今の工学院大学の理念は,「無限の可能性が開花する学園」

理念を,理念で終わらせなければ,無限なのだから,学歴なんてモノサシは,意味が無くなる*36

僕たちで,僕たちの母校の価値を上げていこうぜ!!*37




エピローグ

君を木戸の所まで送り出してから、私はひとりで手広いりんご畑の中を歩きまわった。りんごの枝は熟した果実でたわわになっていた。ある木などは葉がすっかり散り尽くして、赤々とした果実だけが真裸で累々と日にさらされていた。それは快く空の晴れ渡った小春びよりの一日だった。私の庭下駄に踏まれた落ち葉はかわいた音をたてて微塵に押しひしゃがれた。豊満のさびしさというようなものが空気の中にしんみりと漂っていた。ちょうどそのころは、私も生活のある一つの岐路に立って疑い迷っていた時だった。私は冬を目の前に控えた自然の前に幾度も知らず知らず棒立ちになって、君の事と自分の事とをまぜこぜに考えた。

『生まれいずる悩み』有島武郎
青空文庫のリンク:https://www.aozora.gr.jp/cards/000025/files/1111_20600.html


大学生としての時間.これは,おそらく複雑な味がする果物だ.

酸っぱくて,苦くて,辛くて,甘くて...


でも,だからこそ,美味しい.


こんな果物が実る季節. 僕にはもう訪れないかもしれない.




「青春」が終わると,次に来るのは 「朱夏

まだあげ初めし前髪の
林檎のもとに見えしとき
前にさしたる花櫛(はなぐし)の
花ある君と思ひけり

やさしく白き手をのべて
林檎をわれにあたへしは
薄紅の秋の実に
人こひ初めしはじめなり

『初恋』島崎藤村若菜集」より
wikipediaのリンク:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8B%A5%E8%8F%9C%E9%9B%86 *38


次は,赤い果物を探して.




メリークリスマス


*1:おそらく,僕にとって学生の身分で書く最後のアドベントカレンダーになるだろう

*2:http://foodslink.jp/syokuzaihyakka/syun/monthly/decembre-fr.htm

*3:知ってるよ.春夏秋冬,いろんな果物が旬を迎えてるから,冬が特別ってわけじゃないこと.とりあえず,そういう風にブログを始めれば,おしゃれだからそうしただけ!

*4:煽ってるわけではなくて,良い言葉だから皆に知ってもらいたいってこと

*5:出典については議論があるので,そちらを参照して欲しい.https://ja.wikipedia.org/wiki/ヴォルテール#ヴォルテールの名言とされてきた文言

*6:進みたくない人はここでブラウザを閉じよう!

*7:http://superalps.info/store/kounohara

*8:確認したわけではないのでおそらくだが

*9:a dozen; 12,3個の意味

*10:毎年のように食べきれず,腐らせては周りから迷惑がられていたが

*11:https://tabelog.com/tokyo/A1304/A130401/13051023/

*12:http://takano.jp/parlour/originalmenu/detail/151/

*13:このブログを読む時間があるような暇人は,少なくとも,この2つの記事を読む時間を持っているはずだ

*14:上記の2つのブログには,自分の受験への取り組みが赤裸々と書かれていたから,自分も少しだけ書いてみたw

*15:ここ,韻を踏んでる

*16:受験してないやつが,受験について語るな!!(意訳) って東大ブログで書かれているので,濁すように書いてるだけで,受験を頑張ってる人に対しての嘲笑ではない

*17:僕もそう思っていた

*18:タイトルは,もちろん,恥逃げをもじったものだが,もう2年前になるのかと驚愕

*19:大学院の大学はいわゆるマンモス校なので違いがはっきり分かる

*20:隠れた優秀な人もいるかもしれないが,社会的に優秀と言われる人は,隠れていない

*21:バカみたいに使ってる僕みたいな人が少なかったから,特別に自分用のワゴンを用意してくれたりと,とにかく優しく対応してくれた.他にも利用者がいっぱいいるような環境だった無理だった.感謝

*22:図書館が大きかったら,無理だった.今でも,本を言われたら,大体どこにあるか覚えてる

*23:直訳すら分からない人のために一応;「人生があなたにレモンを与えたなら,そのレモンでレモネードを作りなさい」

*24:https://ja.wiktionary.org/wiki/when_life_gives_you_lemons,_make_lemonade

*25:この方が多い

*26:なんていうか,ネタ的な意味でのFラン大学だから,本気にしないで欲しい

*27:少なくとも卒業して2年間は,なってない

*28:東大ブログを読むと,出来ても「さすが東大」,出来ないと「東大のくせに」となるらしい

*29:ちにくか:(知識・思想・技芸などを)自分のものとして取り込むこと.肉体の一部のようにすること. この記事の場合,果肉化の方が適切かも(笑)

*30:名前の知れた大学

*31:これを書かないと,ガーガー言われるので,予防

*32:確かに,能動的に動かない人も多いと思うが,そういう学生を上手く着飾らせ,送り出しても,そういう人は,結局いつまでも,大学の悪口をツイッターにネチネチ書いていることだろうから,外面的な小細工など不必要だと思うが.

*33:競技プログラミングの界隈では知らない人はいない

*34:正確にはキーボード

*35:Fラン大学出身なので,この場合,どの「はかる」っていう漢字を使ったら良いか分からない

*36:カントールの濃度の話を持ちだせば,無限もはかれるだろ!とかそういうことを言いたいわけではないので,そういうことはコメントしないで欲しい(さすがにね)

*37:幸運にも,慶應大学に比べて,価値を上げやすい大学.実現可能性は充分ある.

*38:この詩で言われている年頃と,今の僕,朱夏とが合わないので,この引用は不適切かもしれないけど,僕はまだ思春期なので許して欲しい(24歳男性)